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ストレッチの必要性
ストレッチはする必要があるのでしょうか?
ストレッチについて
柔軟性(関節可動域)を改善する一つの方法がストレッチです。
そして正しく行なえば、運動後の筋肉痛の発生を押さえ炎症を促進し、乳酸の分解、怪我の予防に繋がります。
一般ストレッチング理論
人間は急激に強く引き伸ばされると体内で危険だと感知し、それ以上筋が伸ばされないようにする生理的作用があります。
これを専門的には伸張反射といいます。筋の中にある受容器の働きによるものです。
よく運動前に反動を思いっきりつけてストレッチをしている人がいますが、あれは自ら伸張反射の働きを引き出して筋が動くのを制御し筋肉を逆に硬くしてると言えるのです。下手をすると筋肉を損傷させます。
適切なストレッチは11〜14秒以内で反動をつけずおこないましょう。
この時間を越えるとゴルジ腱反射が起こる為に適切な方法ではなくなります。しかし、運動前にいきなりストレッチをおこなうのもよくないです
よって、理想としては
(1)ウォームアップとして軽く走ったりして血液循環をよくする
(2)その日、使う部分を中心にストレッチをおこなう(静的ストレッチ)
(3)トレーニングも軽い重量から始め、神経系を慣らす事
*高重量の前には絶対にストレッチはしない事。神経が鈍る為
種類としては
(1)静的ストレッチ(スタンティック・ストレッチ)
(2)動的ストレッチ(バリスティック・ストレッチなど)
(3)PNFを利用したストレッチ
効果としては
(1)筋緊張を解す。
(2)関節可動域を改善
(3)血液循環の促進
柔軟性は大事です。これが低下するとスポーツ障害になるケースもあります。ハムストリングスや大腿四頭筋、腰背筋、下腿三頭筋などは柔軟性に乏しくなると衝撃吸収が下手になり運動の効率が悪くなったりと色々な事が起こります。
成長期に柔軟性が低下することで
オスグッドシュラッテル病などの症状を引き起こす事がよくあります。